はっしぃのなつやすみ

のんびり村ぐらし。某なつやすみのゲームの世界観にあこがれて、岡山の西粟倉村にやってきた筆者が、日々の生活で得た知識・感じたことをあっぷしています~。

はっしぃの植物図鑑「キュウリ・ナス・トマト」

こんにちは、はっしぃです。

なんだか最近結局毎日のように地元の方と関わらせてもらっていて、日々楽しいです。

決して、サボりたくてブログの更新が遅れたわけじゃないので、あしからず。。

 

そして、さっそくですが、

はっしぃ、農業はじめるってよ

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左からキュウリ、ナス、トマト

まぁ農業って言っていいほど、本格的なものではなく、ただ大家さんに畑の一画を貸してもらえたので、ちょっと栽培してみようって感じなのですが...

 

この時期に植えるとなると、いわゆる夏野菜が中心になってくるとのことだったので、the 夏野菜” キュウリ・ナス・トマトからはじめてみることにしました。

 

今回はみなさんも日々食卓で頻繁に目にするこの3つの野菜について書いていこうと思います。

キュウリ

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 はい、皆さんご存じキュウリです。

生育速度が野菜の中でもトップレベルに速く、発芽から約60日で収穫できるみたいですね。

驚きの速さです。

ボクもこの手軽さゆえに、最初の栽培にキュウリを選びました。

 

ウリ科の植物で原産地はインド北西部ヒマラヤ山麓です。

 

ちなみに、「胡瓜」という漢字は、その名の通り“胡”の“瓜”というところから来ているわけですが、古代中国“胡”とは、西方の異民族を指していたそうで、ここからもキュウリが西方から中国に渡ってきて、さらに中国から日本に渡ってきたということが容易に推測できますね。

 

持論ですが、植物やムシを観察する際に、どういう経緯でその名前になったのかというのに着目してみると、意外な事実を見つけられることが多いのでオススメです!

 

ところでボクは、

「キュウリといえば河童!」

というイメージがあるのですが、これも改めてなんでだろう?って考えてみると不思議ではないですか??

 

そもそも河童というのは、馬や子どもを川の中に引きずり込んでしまうと言い伝えられ、夏の川遊びの時期になると、子どもに注意を呼び掛けるため、脅しの意味で使われていた部分も多そうですね。

そのため、水難事故を防ぐ目的で、河童に供えられていたのが、まさしくキュウリだったようです。

では、なぜキュウリが河童への供え物となっていたのか?というとこれは諸説ありますが、

“キュウリの味が人間の味に似ているから”

ということのようです。

 

...急にホラーになりましたね(~_~;)

そもそも人間の味って誰が確かめたんだろう...?なんてことを考えると、恐怖が倍増しそうなので、このへんでやめておきましょう(笑)

 

参考

キュウリ・胡瓜(きゅうり) - 語源由来辞典

胡(こ)とは - コトバンク

きゅうり 胡瓜 産地 野菜 栄養 機能性 調理

なぜ河童はキュウリが好きなのか? | ブッディズム J

初心者におすすめ!プランターでできる簡単な家庭菜園10選 | ビギナーズ

ナス

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ナスも定番の野菜ですね。

油との相性がいいので、ボクは鶏肉や豚肉と一緒に調理することが多いです。

味噌炒めなんかもいいですね。

 

ナスの原産地もまたインドと言われており、その歴史は古く、日本でも奈良時代から食べられ始めたそうです。

高温多湿で水を好むということからも、非常に日本の気候と相性がいい野菜のようですね。

 

ことわざにも「親の意見と茄子の花は千に一つも無駄はない」と言われるほど、ナスの花は咲くと必ず実をつけ、実がたくさんできることから子孫繁栄”の象徴とされることもある、縁起のいい野菜です。

 

縁起がいいといえば外すわけにはいかないのが「一富士二鷹三なすび」

言うまでもなく、初夢に見ると縁起が良いとされる三つです。

まぁホントはこのあと「四扇五煙草六座頭」と続くわけですが、それはさておき、この言葉の由来は、将軍徳川家に縁の深い駿河に関係する説が多いようですね。

駿河の名産を並べたという説、徳川家康の好物という説などがあるようですが、“茄子=成す”といったところから吉夢の象徴とされるようです。

 

ナスの呼び方には、“なす”“なすび”とありますが、歴史が古いのは“なすび”

奈良時代のナスは今とはちょっと違い、小ぶりで酸っぱかったそうなのですが、そこから“中が酸っぱい実→なかすみ→なすみ→なすび”と呼ばれるようになったのです。

 

では“なす”の方はというと、これは先の「一富士二鷹三なすび」に関係する話なのですが、徳川家康が自分の好物のナスを江戸でも育てるように命じたことで、江戸にナスが出回るようになります。

ところが、その当時ナスは江戸での生産数が少なく値段が高かったため、なかなか売れなかったようです。

そこで、江戸の商人が考え出したのが先ほど紹介した、“成す”という言葉とかけて縁起物にしようというものだったのでした。

 

縁起のよい名前になるよう呼び方が変わっていたなんて、なんだか逆転の発想って感じがしますね!

 

参考

なす派?なすび派?二つの呼び名の由来を知ろう | Catari(カタリ) from TBS

ナスの特徴について。原産地と歴史から見る種類や品種 | 自然栽培みらい|無農薬・無肥料、有機オーガニックの先へ

親の意見と茄子の花は千に一つも無駄はない(おやのいけんとなすびのはなはせんにひとつもむだはない)とは - コトバンク

「一富士二鷹三茄子」の由来を知りたい。 | レファレンス協同データベース

トマト

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お次はトマト。

某テレビ番組などでは、トマト=最強の健康食材といった扱いをされるほど栄養価も高く、それでいて栽培も比較的簡単ときているので、今や日本人の食卓にも欠かせない大事な野菜ですね。

 

ところが日本におけるトマトの歴史は意外と浅く、原産地である南米ペルーのアンデス高地から、江戸時代に日本に伝えられたものの食用として広く栽培され今のようにたくさん食べられるようになったのは第二次世界大戦以降のお話。

 

日当たりが強くすこし乾燥している場所で育てる方が味が良くなるといわれるので、水をあげすぎないことが肝要ですが、これはもともと高山地帯の植物であったことに関係しているかもしれませんね。

 

ところで、調べていてボクも驚いたのですが、トマトには毒があるようです。

昆虫の嫌いな成分である“トマチン”を合成することで、トマトは虫から自身を守っているようなのですが、どうやらこのトマチンが人間にとっても毒性を持つようで。

とはいえ、安心してください。

トマチンが致死量に達するのに必要なトマトの量はなんと4トン!!!!

全国のトマト好きの皆さんもよかったですね、どれだけトマトを好きでも、トマトの毒で死ぬことは現実的にほぼありえないです。

 

いや、自分は頑張れば4トン食べられるよ!

って方が、万に一つでもいたとしたら、その方には「過剰摂取にはご注意を」とだけ伝えておきますね(笑)

 

まぁ毒も気にするほどではないですし、何より栄養価の高さがトップレベルなので、健康のためにもぜひ意識して摂りたい野菜の1つです🍅

参考

原産地と歴史・栄養価・見分け方・保存法|JA筑前あさくらについて|JA筑前あさくら

トマトの育て方|🍀GreenSnap(グリーンスナップ)

トマチン | みんなのひろば | 日本植物生理学会

 

今回ご紹介した3つの夏野菜が、実際に収穫できるのを楽しみに毎日お世話をしています(*'▽')

またブログでも成長の様子を伝えられたらいいなぁっておもいます!

 

おしまい。