はっしぃのなつやすみ

のんびり村ぐらし。某なつやすみのゲームの世界観にあこがれて、岡山の西粟倉村にやってきた筆者が、日々の生活で得た知識・感じたことをあっぷしています~。

はっしぃのムシ図鑑「ナナホシテントウムシ」

こんにちは、はっしぃです。

今日からは、ちょっとした心境の変化もあり、今まで避けていたムシ・植物・地域交流系の記事に絞っていくことにしました。

 

今回は、日本中比較的どこでも見られるナナホシテントウムシのお話。

ナナホシテントウムシ

成虫

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おそらく普段あまり虫とふれあう機会が少なくても、見たことある方は多いと思います。

言わずと知れたナナホシテントウムシの成虫ですね。

テントウムシの絵を描いてみて~」って言われて、ナナホシテントウムシを描く人も多いんじゃないでしょうか?

 

間違ってもニジュウヤホシテントウムシなんて描かないでしょう(笑)

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名前の由来はもちろん、背中にある7つの模様から

でも、よくよく考えてみると、この背中の模様を“星”に喩えるってスゴくないですか?

ボクが名前つけてたら、多分ナナ“マル”テントウムシとかになってたと思います。

 

絶望的なネーミングセンスですね(笑)

 

ちなみにテントウムシという名前は、太陽(お天道様)に向かって飛んでいくからということらしいですね。

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ボクなんかは、テントウムシに限らず、写真のようにまずムシの前に手を置いてあげて、手の上に乗ってくれるのを待ってからじっくり観察するということも多いのですが…

 

テントウムシは、手に乗せた瞬間、一番上に登ろうとします。

そして、指先まで登ると飛び立とうとします。

 

だから、観察しようと思ったら、一番上にたどり着く前に手の向きを上下逆にして、また上まで来たら手の向きを変えるって感じで、手をぐるぐる回すハメになります(笑)

まぁ、それはそれで楽しいんで、みなさんもやってみてください( *´艸`)

 

ところでナナホシテントウムシの成虫は、指でつまんだりすると体から苦い味のする黄色い液体を出して、鳥に食べられるのを防ぎます。

 

刺激を与えないような観察を心がけましょう!

 

幼虫 

みなさん、ナナホシテントウムシの幼虫はみたことありますか?

 こんなんです👇

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 ちょっと気もち悪っ…!てなる方もいるかもしれないですね。

見た目はヤゴ(トンボの幼虫)とかに近いでしょうか。

まぁヤゴ見たことないんですが(笑)

 

この時期(4-5月頃)は、ナナホシテントウムシの成虫だけじゃなく、幼虫も観察できるのでお得な感じがしますね!

 

蛹(さなぎ)

ところで、成虫と幼虫が同じ時期に見られるということは、当然その成長の過程もこの時期に目にすることができます。

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これなんだと思いますか?

まぁ見出しで答え言ってしまってるんですが、ナナホシテントウムシの蛹です。

中には、「え、テントウムシって蛹になるんだ!」って方もいるかもしれません。

 

幼虫と成虫の姿かたちが全然ちがうもの、特に成虫になって初めて羽をもつような昆虫の場合、成長過程に“蛹”という状態を挟むことが多いようです。 

そして、蛹になる昆虫のことを完全変態昆虫といいます (; ・`д・´)ヘンタイダー!

 

…失礼しました(笑)

 

ボクがこの蛹を見つけられたのは、一緒にムシ探しをしていた、幼稚園児くらいの男の子が、「ここにもテントウムシがいるよ」って教えてくれたからなのですが、確かに知らなければ何か違うムシだと思ってしまいそうな形ですよね。

 

ボクは、こんな感じで、子どもが自分から生き物や自然に興味を持った時、正しい知識を教えてあげたり、あるいはそれを学ぶきっかけを作ったりする瞬間、しあわせだなぁ…と思うわけなのです。。

 

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しかしながら、子どもの観察眼っていうのは、大人の想像をまだまだ大きく超えていくものですね。

今度はさっきの男の子のお姉ちゃんが、「これ、ナナホシテントウの卵?」と尋ねてきてくれました。

 

はい、そのとおり。これがナナホシテントウムシの卵です。

 

ほんと、よく気づいたなぁって思います。

サイズでいうと、これ全体でも自分の小指の第一関節よりかは少し小さいくらいだった気がします。

おかげさまで、スマホで撮った写真だと小さすぎてボケてますね(笑)

 

子どもの優れた観察力のおかげでこの日は、ナナホシテントウムシの成虫・幼虫・蛹・卵を全部観察することができたので、ムシの記事を書くなら絶対ナナホシテントウからだろうと思って書かせていただきました。

 

今後もムシや植物についていろいろなエピソードも交えながら紹介できたらな、と思います。

 

おしまい。